画像診断
概要
画像診断は、体の内部構造とその変化を観察することで診断します。さらに生理的変化の観察も可能な領域があります。放射線科では64列マルチスライスCT、高磁場MRIなど、高度な画像診断技術を用いて、様々な疾患の診断・病態評価を行っています。CT4台、MRI2台、核医学3台が稼動しています。
診療と教育
当科では診療のほとんど全てが教育に繋がっています。画像診断を行う読影室では、読影を依頼された全身のCT・MRI、および単純撮影や一部の造影検査の読影報告書を作成しています。
医学部6年生(クリニカルクラークシップ)、臨床研修医、または放射線科研修医は勉強した上で自分なりに報告書を作成し、指導医のチェックを受けます。指導医は読影方法、鑑別診断 、臨床的事項について教育します。放射線科研修医でも専門医試験合格までは原則として単独読影しません。十分な予習の後、指導医の前で自分の言葉でoutputすることにより日々の診療の中でトレーニングされていきます。半年もすれば、知らず知らずに実力が付いていることを実感できるでしょう。
指導体制は、教授(1名)、講師(2名)、助手(1名)、員外教授(1名)、兼任講師(4名)です。
他科とのカンファレンスは、脳神経内科・外科、循環器科、消化器、婦人科、小児科・小児外科と行っています。
また、近隣の他大学の若い放射線科医師との交流の場として、3カ月に1度行われるイブニングカンファレンスがあり、ワイワイガヤガヤと、それぞれの症例・経験を報告し合っています。